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福知山脱線事故に想う 
 6年前の9時18分にその事故が起こり、107人の貴重な命が奪われました。まさかのJRの事故でした。いまだ係争中ですが、遺族の悲しみが消えることはないでしょう。本当に心から哀悼をささげたいと思います。
 6年前の私はいてもたってもおられず、気が付くと車に乗り、事故現場に向かいながら、つぎからつぎからこぼれる涙に目がくもり、涙を拭くためにしばし車を止めながらやっと現場に着いたことを覚えています。なぜこんなに涙がでるのかは私にはわかっていましたが、ここではお話しすることはできません。言えることは私は不幸のどん底におりました。そんな中の突然の事故で、事故も災害もいつも突然にやってきて、人々を不幸のどん底へつき落とします。それはどんな人にもふりかかるものです。そのほとんどはそのために起こる喪失感かと思います。その感覚は家族であるとか、家族でないとかに関係なく、一様に人の心に大きな傷を残します。この傷を味わった人は不思議と、そのような事件や事故に災害が起きた時、その悲しみを共有することが出来ます。6年前の私の涙もまさしくそうでした。
 その4年後私は「生きるアシスト.com」をたちあげました。そして東日本大震災。日本中を不幸のどん底へ突き落としました。それらの痛みは癒されることはないかもしれません。しかしその痛みは共有され、人と人と繋げます。同時にその痛みは人に力を与え、どんなに重い痛みもをひろいあげます。そして人の痛みを救います。「生きるアシスト.com」はいつでも痛みと共に前へ進んでいきたく思います。主宰者
by mothertoikiru | 2011-04-25 22:21 | 福知山脱線事故
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