カテゴリ:3つの活動( 1 )
震災から8か月。3つの活動に出会って
皆さん、こんにちは。
 震災から8か月も立つと、テレビ番組で特集を組むところもほとんどなく、ニュース番組で被災地の様子などをちらっと報道するだけで、いまやTPPか大阪のダブル選挙が主役で、相変わらず一方的なその報道の在り方に疑問を感じざるを得ません。そんな中で光る活動を3つほど紹介します。
 まずは都鳥伸也・拓也兄弟が監督・制作された映画「希望のシグナル」があります。詳しくは当サイトでも応援していますので、是非そちらのサイトをご覧いただきたく思いますが、先日その内部試写会があり、光栄にもご招待をうけて観ることができました。これまではメールでのやり取りのみだったので、お二人にお会いできて大変感激でした。「希望のシグナル」は秋田県の自殺対策の取り組みをドキュメンタリーにした映画ですが、まだ若干20代の都鳥兄弟が、秋田の自殺対策に取り組むそれぞれの活動に密着取材して、丁寧なナレーターのもと、淡々と映像化しています。少し冗長的な感じを持ちましたが、後でそれは大切なメッセージを届けるために必要な長さであることがわかりました。残念なことに自殺者の数だけで言えば10年以上も毎年3万人を超えています。なぜ?減らないのか都鳥兄弟は考えました。それは自殺予防ではなく生きる支援が必要で、また自死を選ばない私たちの心のゆとりと優しさを持ったつながりの大切さを映像を通して提言するに至りました。改めていのちとは何かを、二人の若者が世に問うた映画となっています。まさに日本の希望のシグナルとなるでしょう。本当に素晴らしい映画の完成です。2013年3月より秋田県を皮切りに公開上映され、全国を巡回される予定だそです。是非ご覧下さい。
 それから今度は性暴力のお話です。残念ながら日本には性暴力被害にあった時に駆け込める相談所はゼロなんですね。もちろんその被害の性格上難しい側面はありますが、先進国の中で国連で定められた「レイプクライシスセンター」がないのもお粗末な日本の現実です。被害は女性はもちろん男性にも及んでいます。先日もNHKでも被害者が出演され、その痛ましい現実は想像を絶します。女性の被害者は自らの名前を公表して、被害者支援の活動もされています。
 NPOの知人たちは被災地での性暴力を含めて、その支援と予防活動もされていますし、2047年までに性暴力をゼロにしようと活動されている女性もいます。
 しかし犯罪後の支援がまだまだ日本には不足しています。大阪のSACHIKOや愛知のハートフルステーションもありますが、いわゆる緊急性にも対応でき、性犯罪が抱える様々の問題に総合的に対応している窓口はまだ皆無なのです。そこで立ち上がったのが、先の被害者や弁護士の女性達で、現在東京を中心に各地に被害者のためのワンストップセンターを作りたいと、自らも「レイプクライシスセンターつぼみ」を立ち上げようと活動されています。理解者を得ることに苦労もあるようですが、
とても必要な性被害者の拠点作りです。是非、是非皆さんの支援が必要ですので、どうか強力な声援をお願い致します。
 最後に、当サイトのブレーントラスト顧問でもあり、サイコシンセシスの第一人者の平松園枝氏らがWill Projectがスタートしたことです。サイコシンセシスについての説明は彼女の著書『好きな自分嫌いな自分本当の自分』や『サイコシンセシスとは何か』に譲りますが(当サイトでも販売していますので、是非)平松さんは30年前にロバート・アサジオリのサイコシンセシスを紹介しており、医師をやりながらなど、啓蒙活動をされてきました。そこで今年の3月に「サイコシンセシスとは何か」が出版されましたが、すぐに3.11の震災が起こりました。彼女は震災後の日本を診ながら「しあわせにしない日本のシステム」を改めて思い、「私は、どこから来たのか?私は何者か?私はどこへ行くのか?」という根源的な問いかけをもちながら、「人間を幸せにする日本というシステムを作りたい」というビジョンを持って、10.23~Will Projectの活動を開始しました。彼女の言葉を借りますと「私たちは、命のつながりの中、宇宙の営みの中で生まれてきた、たった一人、独自の存在、でも、一方で、そのルーツは皆同じ、深いところでは皆つながっている。そのつながりを失いやすい現代社会のあり方を変えていくのも私たち自身」と言い、そのつながりを戻せるのも私達自身なのだから、その自覚によってお互いの垣根を払い、つながることでこの社会は自ずとよい方向へ導かれると考えました。それを実現してくれるのがWill Projectの活動なのです。
 いずれの活動も戦後最大の国難の中、改めて命とは何かを問いつつ、生きていく壁を取り払い、希望を作りだす、すばらしい活動です。もちろん他にもすばらしい活動はありますが、いずれもまだ誰もやられていない活動なだけに道は険しいですが、いままでにないつながりを持つ社会を作り出すことでしょう。私達の未来は私達が作るしかありませんが、改めてそんな想いを強く感じさせてくれた3つの活動をご紹介しました。
[PR]
by mothertoikiru | 2011-11-12 01:58 | 3つの活動